「義足のアイアンマン」
10月9日、ハワイのコナで行われた、フォード・アイアンマン・ワールドチャンピオンシップにおいてある義足のアスリートが完走しました。
彼の名は、ラジェッシュ・ダーバル。
彼には両足だけでなく右手もありません。
両足と右手に先天的奇形を持って生まれた彼は、1歳の時両足膝下切断手術を受けました。しかし、比較的小さな頃からアクティブに活動しており彼の能力に感心した小学校の先生が、ラジェッシュさんについての本を出したほどだそうです。
高校では孤立し辛い目にもあったようですが、障害クラスの100メータースプリント世界記録を出し、コロラドの競技スキーチームで活躍し、そして現在はトライアスロンに挑戦しています。
2009年に初めてのスプリント、5月にハーフアイアンマン、そして今回満を持してのアイアンマンへの挑戦です。
スイムもバイクもランでも困難があったようですが、特にバイクでは、風を受けながら片手でハンドル操作し、ボトルをつかむ際にはバイクから吹き飛ばされそうになること数度。
落車しないよう必死だったため、上半身に負担がかかり、ランの際には背中を氷でアイシングしながら走りきったそうです。
今回のコナでのレースに挑んだ彼は1,640位、14時間19分12秒という記録でゴール。三肢切断選手が完走したのはコナでは初。
そんなラジェッシュさんは、自分にはもっと速くなれる素質がある、と言っています。またさらに過酷なレース、セント・ジョージ(フォード・アイアンマン)への大会出場を検討している彼は厳しいレース、大きな挑戦が好きだ、とも語っています。
感想:こうしてみると、常に挑戦し続け、困難にも打ち勝ってきた彼がアイアンマンという究極のスポーツに辿り着いたのは必然だったように思えます。諦めずチャレンジし続ける彼の記事からは「やれば何でもできる」と、前向きに挑戦していく勇気をもらった気がします。
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