「ナチュラルエナジー」×「山紫水明」
京都市ごみ減量推進会議が発行する会報誌「こごみ日和」(46号・2011/1)に、ナチュラルエナジー代表長田達也のインタビューが掲載されました。
ハワイ島のカイルア・コナ。この地で「アイアンマンワールドチャンピオンシップ」という鉄人レースは開催される。スイム3.9km、バイク(自転車)180km、ラン42.195kmのかコックなレース路耐え抜く人々の中に長田達也(京都市在住)はいた。
今回はナチュラルエナジー代表 長田達也に話を聞くことができた。「その時、地球の鼓動と共に生きていると感じる」と話す長田。その鉄人アスリートとはかけ離れた清楚でおだやかな対話につきあううちにいつしか時を忘れた。以下は長田達也の地球メッセージである。
「アイアンマンワールドチャンピオンシップ」はトライアスロン競技の名称。ハワイ島のカイルア・コナには世界中から素晴らしい時間の体験を求めて人々がやって来ます。
朝の7時にスタートを切るこの競技は夜中の12時に幕を閉じます。この間に参加者はゴールを目指すのです。とても過酷に思えるこのレースのイメージに反して、全ての選手の表情は豊かで笑顔がこぼれます。海、風、太陽、火山エネルギー、その雄大な環境すべてが人々の心を魅了して離さないのです。誰が考えたのでしょうか、このレースは「10月の満月にいちばん近い土曜日」が選ばれます。先ほど言いましたが、このレースは夜中の12時が最終ゴールです。速い選手は太陽に迎えられてゴールを切りますが、遅れてやってくる選手は月明かりの中での完走が待っているのです。月の引力がつくるエネルギー、そして優しく人を包み込む満月の明かりのおかげで、選手は最後までくじけることなく完走を目指すことができます。自然と人間が一体となって作りあげる美しい瞬間がそこに誕生するのです。その奇跡こそがこのレースを支える原動力であり、人間が求める永遠のテーマが秘められているのではないでしょうか。ここでは人々は自然に対して謙虚です。太陽の恵みと共に生き、月に守られる至極のひとときが、生きる価値を思い出させてくれます。そして、少ない消費カロリーで長いレースを維持していく工夫の数々が試みられます。まさに持続可能社会への挑戦です。
競技をしていると、波立つ海、横風、強い日差しといった人間の活動をことごとく妨げるできごとが、私に振りかかってきます。ペダルを踏む足にジリジリと照りつける太陽。時として横風にもあおられる。それでも、その環境に入っていく時、私の体内に自然のエネルギーが吸収されていくのを実感するのです。「ナチュラルエナジー」の瞬間です。
今、市民マラソンがブームになっています。そこには人々が日常生活では手に入れることができなくなった「達成感」を求めているように思えます。マラソンはランナーのためだけにあるものではありません。路上で「ガンバレ!ガンバレ!」と手を振りながら応援してくれる人々。ゴールで選手を待っていてくれ、事を成し遂げた選手に賞賛の声をかけてくれる家族や友人。開催にこぎつけるために努力をしてくれたスタッフ。みんながチャレンジする楽しさと喜びを共有しているのです。
さて、私たちの京都という街と自然には癒し系のエネルギーを感じます。火山エネルギーに代表されるハワイ島の持つ魅力とはまるで性質の違う「山紫水明」エネルギーです。
川が流れ、せせらぎの音はどこまでもやさしく、思索にふける道は開け、大文字山などの山々は四季の訪れを伝えてくれます。人々は季節の支度に追われ、そして季節の中で暮らしの歳時記を育みます。
世界中を探してもこんなに人と自然が一体となった環境都市は稀有なのではと思っています。
この街に歩く意味、走る価値、移動する楽しさを再確認し、みんなで実践していきましょう!長田 達也(有限会社ナチュラルエナジー代表取締役)
以下の京都市ごみ減量推進会議のサイトで、
インタビューが掲載された会報誌をご覧いただけます。
■「会報誌 -ゴミゲンネット-」
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